無敗の３冠制覇を目指すディープインパクト、札幌競馬場で順調な調整

空気清浄機φ ★

無敗の３冠制覇を目指すディープインパクト（牡３、栗東・池江泰郎）のピッチが徐々に上がってきた。
２４日は札幌競馬場のダートコースで、入厩後初の併せ馬を行った。仕上がりすぎないよう
セーブされた内容だが、動きは素軽い。９月２５日阪神の神戸新聞杯（Ｇ２、芝２０００メートル）に
向け、順調な調整を積んでいる。

中間初の併せ馬は、あくまでセーブ気味の内容だった。ディープインパクトは４角大外を
ゆったりしたフォームで上がってきた。直線に入っても、内エレスサール（３歳５００万）とぴったり
馬体を並べることなく、外めでスーッと脚を伸ばす。ゴール前ではあん上が手綱を引き、一気に
かわしさりたいインパクトの気持ちを抑え込んだ。内外２頭分ほど離れた併せ馬は、
気持ち頭差遅れぐらいでフィニッシュ。だが、脚色には有り余るお釣りが感じられた。

タイムは６ハロン８３秒８－６７秒３－５２秒０－３８秒７－１２秒５（馬なり）。「相手もけいこは動く馬。
かわしちゃうと時計が速くなりすぎるので、わざと（前に）出さないようにした。
指示は並んで（ゴールに）入ってこいということだったが、内容は良かった」。池江助手の表情が
順調さを物語る。

スタートは５馬身ほど後ろから。５ハロンで３馬身ほどまで詰めたが、４角まではその差を
折り合ったままキープした。この夏課題としてきた、行きたがる面を抑える調教は確実に
実になっている。「ずっと我慢できていたね。いくらかセーブしながらの調整だが、ずっといい状態を
維持できている。これが１番」。池江泰郎師も、１週１週予定通りのけいこを消化する愛馬を
頼もしげに見詰めた。

今後も日曜と水曜に時計を出すパターンは変わらない。９月１０日に馬運車に乗り込み、
栗東トレセンに１１日に帰厩することも決定した。９月２５日の神戸新聞杯まであと１カ月。ひと夏を
越した成長を実戦で示すときが、だんだんと近づいている。

http://www.nikkansports.com/ns/horseracing/p-hr-tp0-050825-0005.html