【中国】反日より新鮮食材? 日本式スーパー大繁盛-北京[06/02]
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2005/06/02(木) 12:02:34ID:???反日感情が高まっているといわれながら中国・北京では、日本式スーパーの評判がすこぶるいい。
反日デモの逆風の中、開店したイトーヨーカ堂出資の日中合弁食品スーパーも連日7000人以上の
買い物客がレジを通る。応対やサービスの細やかさ、鮮度管理がぬきんでており、民族系、欧米系
スーパーともこぞってまねするほどという。中国人の根強いナショナリズムを凌駕(りょうが)する日本式
スーパーの魅力を探ってみる。
≪接客あいさつ≫
「歓迎光臨(いらっしゃいませ)」「稍微等一下(少々お待ちを)」。約百人の若者たちがお辞儀をしながら
接客あいさつを大声で繰り返し叫び続けていた。日本のイトーヨーカ堂、ヨークベニマルが中国の
王府井百貨店と合弁で北京市に出店した生鮮食品スーパー・北京王府井洋華堂の社員教育風景だ。
反日デモ騒ぎの最中の四月三十日の一号店オープンに続き、七月中旬に二号店を出店する。
新店舗を支える中国人社員に約四十日かけて日本式スーパー商法をたたき込むのだ。
「最初の二日間はお辞儀、あいさつや笑顔の練習の繰り返し。プライドの高い北京人にはこれは
大変なことなんです」と説明するのは萩原忠孝総経理。三分間笑顔を保つといった過酷な訓練もある。
が、こうして育てた社員は優秀で競合他社の引き抜きターゲットにもなっている。二〇〇三年春に、
民族系スーパー華聯集団が、ヨーカ堂の社員五十人を一度に引き抜き新店舗をつくったほどだ。
≪欧米系の見本≫
日本式スーパーの特徴はお辞儀だけではない。北京王府井洋華堂やヨーカ堂が出資する総合スーパー
華堂商場に来た消費者の声を拾ってみると、「トイレがきれい」(女性二十五歳)「チラシをみて来た。今日は
ひき肉が安いそうね」(女性六十三歳)「新鮮で管理がいい。傷んだものも平気で売る民族系スーパーは
見習うべきだ」(女性四十一歳)。
礼儀正しい、新鮮、衛生的。さらにチラシ、イベント・セール、試食といった工夫がある。
コンピューターで商品別の販売数や日付を的確に管理したり、野菜を一度水にいれてみずみずしさを取り
戻してから店内に並べるなどの鮮度管理も、中国ではまだ目新しい。これら日本式スーパー文化は消費者から
強い支持があり、カルフールなど欧米系スーパー、民族系でも大手の華聯などは積極的にまねしようとしている。
一時間ごとのトイレ掃除、手すりやカートの消毒など衛生管理も徹底。華堂商場の麦倉弘総経理は「新型
肺炎(SARS)流行のとき、日系スーパーなら安心だとの評判がたった」と自信を見せる。日本食ブームが
広がっていることも追い風だ。王府井洋華堂では一日におにぎり三百個が売れる。欧米系スーパーでも
すしなどを置いているが、品ぞろえと鮮度は本家が勝る。
麦倉総経理は「その日の気温までチェックし、熱い日はスイカを前に出してディスプレーしようとか、
売るための努力と工夫は負けない」という。
(略)
http://www.sankei.co.jp/news/050602/kok018.htm
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