【中国】は国連創設時からの加盟国および常任理事国」…外交部が国連改革に見解[9/14]

玄武φ ★

■国連改革問題について　外交部

外交部の秦剛報道官は13日午後の定例記者会見で、国連改革問題について質問に答えた。

――国連は昨日（12日）、人権委員会の改革について議論した。米国代表は「中国やその
他の国が改革の妨害を図っている」と述べた。中国はこれにどう対するか？

人権理事会の改革問題では、われわれはアナン事務総長の提案に対し、オープンな姿勢
を取っている。国連人権委員会は国際交流と国際協力の場だ。しかし長年、人権問題が政
治化されるとともに、人権問題におけるダブルスタンダードの問題などが非常に目立ち、人権
委員会の信用低下を招いている。中国は各国と努力し、十分な協議を基礎に、人権委員会
が必要とする合理的な改革を行うことで、国際人権事業の健全な発展を促したい。

――米国は国連改革について7項目の前提条件を提出した。これに対する中国の反応は？

中国は国連創設時からの加盟国および常任理事国として、国連が世界平和の維持と共同
発展の促進のために重要な役割を発揮することを、一貫して支持してきた。強い国連は国際
社会の共同利益に合致する。首脳会合がプラス成果を上げられるよう多くの加盟国と共に
努力したい。重点には次の事項が含まれるべきだ。

（１）国連憲章の趣旨と原則をめぐる約束を再確認し、国連の各事業の発展を促し、国際問
題において国連がさらに大きな役割を果たせるようにする。

（２）開発問題の解決推進。開発援助の増加、ミレニアム開発目標の実行により、国際発展
協力の促進などで重大な決定を打ち出す。

（３）積極的で穏当な改革によって、各種の脅威と試練への国連の対処能力を強化する。

（４）多国間主義を一層強化し、加盟国の団結と協力を促し、国際関係の健全で調和の取
れた発展を推進する。（編集NA）

「人民網日本語版」2005年9月14日
http://j.people.com.cn/2005/09/14/jp20050914_53524.html