【社説】共産、社民が制裁容認の中、小沢氏の慎重論は傾聴に値する【7/7】
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0001チクタックφ ★
2006/07/07(金) 09:50:31ID:???野党外交は政府・与党の立場では訪問しにくい国に行ったり、持ち出しにくい話題を切り出すところに意味がある。
小泉純一郎首相の靖国参拝問題で日中間の首脳交流が途絶えていることを考えれば、胡錦濤国家主席と率直に話し合えたのが一番の成果だろう。
中略
小沢氏には小泉外交との違いをアピールする狙いがあった。中国側はそんな小沢氏を政治利用しようとしたのだろう。
双方に思惑があったにせよ、中国の首脳と日本の野党リーダーが日中間のトゲともいえる靖国問題について意見交換し、信頼関係を築いたのはよかった。
小沢氏の描く外交戦略は小泉流の対米重視一辺倒でなく、中国などアジア諸国も大事にしてバランスの取れた外交を展開し、日本の安全と繁栄を図ろうというものだ。私たちも理解できる。そうした外交姿勢を鮮明にした訪中だった。
折から北朝鮮のミサイル発射で、日本は国際社会との連携強化に迫られている。首相はブッシュ米大統領と電話会談し、国連安保理での制裁決議採択に向け、協力することで合意した。
しかし、北朝鮮に強い影響力を持つ中国や隣国の韓国の首脳とは対話できない。首相や「ポスト小泉」には関係修復の義務がある。
小沢氏は訪問先の天津市内で、記者団に対し、北朝鮮に対する経済制裁に慎重な考えを示した。
国内では冷静さをやや欠いた制裁論が過熱している。与党だけでなく共産、社民両党からも一定の制裁を容認する声があがる中、「経済制裁は軍事力を使うところまでいってしまう」という発言は傾聴に値する。
後略
ソース 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/sha/index.shtml(全文はこちらで)
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