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今年のクリスマスの予定

1 :私事ですが名無しです:2006/12/08(金) 05:26:16 ID:???
2ch

2 :私事ですが名無しです:2006/12/08(金) 05:46:46 ID:???
ケーキ買い歩き

値下がるタイミングは逃さない!

3 :私事ですが名無しです:2006/12/12(火) 15:50:42 ID:???

 日本は、不思議な国である。電気・光学製品や車や半導体など、海外の
市場が認めるブランド品を持っていて、外貨準備もいまだに充分で自国の
通貨も非常に強い、にもかかわらず、近代化を終えたという自覚がない。
理想的に近代化が終わり、内部には何の矛盾もないというわけではもちろ
んない。理想的に近代化を終えた国など世界中を探してもない。どの先進
国も内外に矛盾を抱えている。近代化というのは、理想国家の実現ではな
い。自国通貨が十分に強くなれば、国家は国民に対し従順で均一的な労働
を強制する必要がなくなる。近代化の途上で生まれた矛盾や差別はこの国
でももちろん解消していない。だが国民が一丸となって一つの目標に向か
う時代はとっくの昔に終わっている。それが近代化の終焉である。大人た
ちは曖昧なムードとしてそのことを理解している。


4 :私事ですが名無しです:2006/12/12(火) 15:53:01 ID:???

「約二十年前に円が対ドルで二百円を切った、そのときに日本の近代化は
終わった、近代化が終わるということは国家的な大目標がもう終わったと
いうことで、そのあとは国家から個人へと価値観をシフトしていかなけれ
ばいけない、この国ではそれがまったくできていないし、それが必要だと
いうアナウンスもない、働くおとうさんはどんなにがんばって業績を上げ
ても、会社以外では、家庭でも、同窓会でも褒められることがないし、褒
められないから生きがいも持てない、日本人の中心的な感情は敗戦と近代
化途上における“悲しみ”から、国家的目標の消失の次に来るべき個人的
な価値観と目標を未だに見いだせないという“寂しさ”に変わりつつある。
特に国家的目標に従って働いてきたサラリーマンや中小企業経営者のおと
うさんは、急に生き方を変えられるものではなく、ものすごい寂しさの中
にいて、それが寂しさだとも気づいていない人が多い」

 わたしはそういうことを取材した女子高生に言った。そういう話は初め
て聞く、というように彼女たちは一様にわたしの話に目を輝かせて聞き入
り、何だ、そうだったのか、と言った。
「だからオジンはわたしたちを買うんだ、寂しいからなんだ」


5 :私事ですが名無しです:2006/12/12(火) 15:54:57 ID:???

 マッサーマンという実験神経症の研究家が猫に対する有名な実験をして
いる。まず、猫を実験箱にいれ、中にセットされたボタンを押すと餌をも
らえるということを憶え込ませる。猫は空腹になると実験箱に入り、ボタ
ンを押すようになる。次に、あらかじめ猫を飢餓状態にしておいて、前と
同じ実験箱のボタンを押すと電流が流れるようにセッティングを変える。
飢えた猫は実験箱に駆け込んできて、ボタンを押すが、餌ではなく電流を
与えられることになる。猫に葛藤が生じる。餌をとりたいが、そのボタン
からは電流が流れるのである。猫は神経症によく似た症状を示し、次第に
衰弱していき、やがて摂食の意欲を失って、餓死に至る。
 マッサーマンの実験は神経症のすべての機序を説明しうるものではもち
ろんないが、葛藤の概念を把握するのには役立つ。葛藤というのは矛盾し
た欲求にさらされることだ。

 現在のこの国の子どもたちのほとんどは、上記の猫と同じような状況に
置かれている。学校でも、家庭でも、親や教師から言われることは近代化
の途上にあるときとまったく変わりがない。あらゆるメディアがアナウン
スしてくることも同じことだ。
「いい学校に入れ、いい会社に入れ、女の子はいい会社で安定している人
と結婚しろ」
 そうしなければいけないのだと子どもたちは思う。その他の選択肢はど
こにも見つからないからだ。


6 :私事ですが名無しです:2006/12/12(火) 15:56:42 ID:???

 だが、いい学校に入り、いい会社にいる人がそれだけで幸せだとはとて
も思えないムードがこの社会には充ちている。価値があるとされる集団に
属するだけでは、充実感がないのではないかと子どもたちは無意識のうち
に気づいている。エリート中のエリートとされてきた大蔵・厚生官僚、銀
行や証券会社のトップや幹部がご丁寧に繰り返しそのことを証明してくれ
ている。エリート的な集団に属することで人生が完結するのなら、なぜ彼
らは高いリスクを犯して汚職に励むのか。エリート的な集団の中でさらに
エリートになることは、それだけだったら本当はつまらないことなのでは
ないか、と子どもたちは考えているはずだ。

 テレビドラマやコマーシャルや映画や小説で、つまりすべての現実の表
層において、日本人の幸福の基準が変質している、と子どもたちは半ば強
制的に気づかされている。今この国で尊敬されているのは、家族を顧みず
猛烈に働くサラリーマンではない。コマーシャルに登場し微笑んでいるの
は先端機器を上手に使いこなし余裕のある生活をして趣味を楽しむ人々で
あり、雑誌のグラビアで賞賛されているのは、海外旅行によく行き、おし
ゃれをして、スクーバダイビングやガーデニングやアウトドアライフを楽
しむ人である。女性でも、働く夫を支え家庭を守る主婦がテレビドラマの
主役の座を下りて久しい。実社会で働き高収入を得て、華やかな恋をして、
人生を楽しむ女性だけが脚光を浴びている。

 それではどうやってそういう余裕のある生活を楽しむ身分になればいい
のか、誰も子どもたちに教えない。とにかくいい学校に入れ、いい会社に
入れ、言われることは相変わらずそれだけだ。価値が既に認められている
集団の中で生きていくこと、それだけを子どもに勧めることは非常に簡単
である。

7 :私事ですが名無しです:2006/12/12(火) 15:59:09 ID:???

 人間が成長していくときにはモデルが必要だ。子どもは思春期を迎える
まで親をモデルにして育つ。親の真似をして育つというわけではない。親
の生き方を見る以外に、生きていく方法を学ぶ機会がないということであ
る。親が退屈な生き方をしていると、子どもは人生を退屈なものだと思う。
繰り返しになるが、今のほとんどの子どもは、「いい学校に入れ、いい会社
に入れ」というアナウンスだけを聞いて育つ。それは単に社会が近代化以
後の価値観を持っていないからで、メディアが垂れ流す情報とは矛盾して
いる。いい学校に入り、いい会社に入っているだけで充実した人生を送っ
ている人なんかどこにもいないことを、ありとあらゆるメディアは日々競
って情報として子どもたちに押しつけている。
 子どもたちはそのような葛藤の中にいて、別の、あるいは個人的な新し
い生きかたのモデルを見つけることができない。


8 :私事ですが名無しです:2006/12/12(火) 16:02:37 ID:???

 現代を被う寂しさは、過去のどの時代にも存在しなかった。近代化以前
には、近代化達成による喪失感などというものがあるわけがないから、わ
たしたちは、現代の問題を、過去に学ぶことができないということになる。
今の子どもたちが抱いているような寂しさを持って生きた日本人はこれま
で有史以来存在しない。


9 :私事ですが名無しです:2006/12/12(火) 16:05:54 ID:???

 人生は退屈なものだと親の生き方を見て決めつけている子どもたち、抱
える寂しさを誰にも相談できない子どもたちのなかで、異常な想像に囚わ
れた一人が、猟奇的な殺人を犯す、それをどうやって阻止すればいいのだ
ろうか。しかも「理想的な日本人」あるいは「理想的な家族」というモデ
ルはもうどこにも存在しないのだ。
 思春期の子どもは、知能の発達と情報量の増加の割に社会との接触が限
られているため、イマジネーションの力が強く、ときには残酷で異常な想
像に囚われることがある。十四歳の少年が、将来に希望を持てず、誰も自
分を認めていないという疎外感を持ったとき、自殺を含めた異常で猟奇的
な想像に囚われるのは、大して珍しいことではない。だが、それを実行に
移すのはきわめて異常だ。

 わたしは子どもが親をモデルとして生きると書いた。それはもちろん、
この十四歳の両親が殺人を奨励していたという意味ではない。凶暴な想像
力を解き放つ技術を教えられなかったのは確かだし、自分の子どもに対す
る危機感は間違いなく希薄だった。しかし、彼の両親や兄弟に社会的な制
裁を加えることで、続発が防げるのだったら、これほど簡単なことはない
し、容疑者の少年一人を排除してそれで済むのだったら、この問題をこう
やって考える必要はない。排除と制裁でこの問題に対処することは、実は
現在の日本の一般的な家族のあり方を信じるということである。逮捕され
た十四歳以外の一般的な子どもたちを信じるということでもある。まとも
な子どもたちが大勢いることは認める。しかし、残虐で、異常性を持つ
「特殊」な生徒と、その他の「一般的な」生徒の「区別」は無効になりつつ
あると思う。この国の子どもたちを批判しているわけではないし、批判な
んかしてもしょうがない。すべての子どもたちが置かれている状況にわた
しは危機感を持っているということだ。


10 :私事ですが名無しです:2006/12/12(火) 16:08:06 ID:???

 今わたしがこの国に生きる子どもだったら、想像力の暴走を阻止する希
望を見つけるのは極めてむずかしいと思う。今のところ実行したのはあの
十四歳一人かも知れないが、悪意や殺意を秘めた子どもたちは公園や路上
にあふれているとわたしは思っている。少年法を改正して、十四歳だろう
が七歳だろうが死刑にできるようにしても、今のこの国の子どもの悪意や
殺意はなくならないだろうと思う。


11 :私事ですが名無しです:2006/12/12(火) 16:11:14 ID:???

 人と好ましい関係を築き、それを維持し発展させる能力は子供のときに芽生え、十歳か
ら十二歳の間に強化される。しかしこの能力が身につかないまま思春期を迎えてしまうと、
もはや手遅れだ。その結果として現れる行動は殺人やレイプとはかぎらないが、人格的
欠陥を示す他の行為が見られる。不幸な子供時代を過ごして深い傷を負った人は、その後
完全に正常な人生を歩むことはできない。彼らはアル中の母親や暴力をふるう父親となっ
て再びすさんだ家庭環境をつくり、そこで育つ子供を犯罪へと駆り立てることになるのだ。

 ポジティブな人間関係を築くためには社会的な技術が必要であり、これは性的な技術に
先立つものだ。しかし精神的なダメージを受けた男の子は、思春期になってもこの技術を
身につけることができない。独りでいることが多いからといって、殺人犯が内向的で内気
とはかぎらない。社交的で話好きな者もいる。だがそれは表向きの顔で、心の中に孤独を
抱えているのだ。ふつうの若者がダンスをしたりパーティーにいったりする時期に、彼ら
は自分の殻に閉じこもり、異常な空想にふけるようになる。空想はもっと健康的な、人間
との付き合いに代わるものだ。そうした空想に依存すればするほど、社会的に受け入れら
れている価値観から離れていく。


12 :私事ですが名無しです:2006/12/12(火) 23:00:15 ID:ZrzZuXXd



13 :私事ですが名無しです:2006/12/13(水) 21:42:40 ID:FeipkTcS




14 :私事ですが名無しです:2006/12/13(水) 22:38:48 ID:FeipkTcS





15 :私事ですが名無しです:2006/12/14(木) 23:40:07 ID:7wOziIbb

     

16 :私事ですが名無しです:2006/12/16(土) 00:43:27 ID:db2mLIrs



17 :私事ですが名無しです:2006/12/16(土) 21:41:40 ID:db2mLIrs




18 :私事ですが名無しです:2006/12/19(火) 15:42:35 ID:sxmGBPJg



19 :私事ですが名無しです:2006/12/21(木) 07:23:43 ID:V3dY2/BP


20 :私事ですが名無しです:2006/12/23(土) 14:28:09 ID:yP/6yQRA



21 :私事ですが名無しです:2006/12/26(火) 00:42:49 ID:MrBvZnpJ


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