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【進化/社会】緑ひげ効果――カラフルな「ひげ」が助け合いの社会を生む

1 :pureφ ★:2006/04/02(日) 12:20:08 ID:???
進化 : カラフルな「ひげ」が助け合いの社会を生む

 協力あるいは他人を助ける利他行動が集団内にどのように現れ、定着するのかという疑
問は、進化の研究の中でもやっかいな課題の1つである。提案されている説の1つが「緑ひ
げ効果」であり、利他的な個体が特定のはっきりした目印(便宜的に「緑ひげ」とよぶ)を
もつことで利他行動が定着すると考える。ところが新しい研究によると、この効果がちゃん
と現れるのは、さまざまな変異体、つまり色違いのひげの持ち主からなる社会に「緑ひげ」
が現れた場合だけだという。

 これまでの理論研究では、緑ひげ効果が働くにあたって、目印の発現も、同じ目印をもつ
ほかのどんな個体とも協力しようとする気持ちも、単一の遺伝子が担っていると想定されて
きた。この場合その目印は、特定の体色から特異的な細胞表面タンパク質まで、どんなも
のでもかまわない。

 ただし、この仕組みだと集団は、ごまかしてタダ乗りする個体に被害を受けっぱなしに
なってしまう。つまり、実際は利他的個体でないのに利他的個体の目印をもっていて、協力
行動のコストを何も支払わずに他者からの援助で利得を得るような、図々しい個体が進化
してくる可能性がある。

 しかしこの問題は、目印をもつ個体にさまざまな多型(言い換えると「色違いのひげ」)が
ある場合や、目印と協力行動とを担う遺伝子が別々にあってゆるく連携している場合には
あまり深刻にならないと、V JansenとM van BaalenがNature2006年3月30日号で説明して
いる。

 彼らが行った集団進化のコンピューターシミュレーションによると、この仕組みであれば、
「同色のひげ」を共有する個体が協力し合うことができ、図々しい不心得者が集団内にはび
こる恐れもないという。

Nature Highlight March 30, 2006
http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=1289&issue=7084

進化:ひげの色力学によって生じる利他行動
Vincent A. A. Jansenand Minus van Baalen
Nature 440, 663-666 (30 March 2006) | doi:10.1038/nature04387
http://www.nature.com/nature/journal/v440/n7084/abs/nature04387.html

関連ニュース
【生態】チンパンジーも人間のように「利他的」な行動をとる 2006/03/09
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1141910243/
【社会】家族への送金額を血縁度から一部予測? 2005/03/24
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1111595634/l50

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